【最新版】加入できる保険の種類は?フリーランス美容師の保険について徹底解説

フリーランス美容師になりたいと思った時に、気になるのが各種保険についてです。
美容室の従業員としてはたらく美容師と違って、フリーランス美容師は保険の手続きを自分でしなければいけません。
また、従業員なら給料から引かれますがフリーランス美容師の場合は固定給がないので自分で支払いをする必要があります。
それ以前に、フリーランス美容師になった時、どの保険に加入していいのか分からない人も意外と多いです。
そこで今回は、フリーランス美容師の保険事情についてまとめて解説します。

【年金・国保】フリーランス美容師は退職後すぐに保険の手続きが必要?

フリーランス美容師の退職後の手続きについてくわしく説明します。

フリーランス美容師は退職後すぐに保険の手続きが必要?

フリーランス美容師は美容室の従業員から転職する人が多いと思いますが、退職したらまず手続きが必要になるのが公的医療保険や年金です。
公的医療保険も年金も美容室の従業員として働いていれば、職場が給料から引かれるように手続してくれます。

公的医療保険は大きく分けると、健康保険と国民健康保険があります。
フリーランス美容師の場合に加入できるのが、国民健康保険です。
退職する際、健康保険から抜けることになるので保険証も破棄しなければいけません。
代わりに国民健康保険に加入する場合は、自分で役所へ行って手続きが必要になります。

年金も同様に退職後に手続きが必要です。
年金には大きく分けて厚生年金と国民年金があります、従業員として働く場合は雇用主が厚生年金の手続きをしてくれます。
フリーランス美容師の場合、退職したら厚生年金から国民年金への切り替えの手続きを自分でしなければいけません。
また、扶養している60歳未満の配偶者がいる場合は自分だけでなく配偶者の国民健康保険と国民年金の切り替えが必要です。
国民健康保険と国民年金の切り替え手続きは役所で同時にできるため、退色後はなるべく早く窓口へ行きましょう。

国民健康保険・国民年金に加入する時の流れは?

国民健康保険・国民年金に加入する時の流れは次の通りです。

  1. 必要な書類を用意する
  2. 書類を各役所へ郵送するか直接窓口へ届ける
  3. 申請後、保険証が送付されるのを待つ

流れは以上で、難しいことはありません。
最近はあまり役所に人が集まるのが望ましくないため、郵送を推奨していることが多いです。
郵送先や手続きをする役所は地域ごとに違うため、調べておきましょう。

国民健康保険・国民年金の加入時に必要になる書類は次の通りです。

  1. 国民健康保険・国民年金加入のための書類
  2. 退職日や社会保険の喪失資格日が確認できる書類の写し
  3. 本人確認書類の写し

以上の書類を用意し、役所へ送りましょう。
1つ目の書類は各自治体によって、異なった名称・形式のため地域によってそれぞれ必要なら各サイトでダウンロードしましょう。
また、最近は郵送を推奨している自治体が増えていますが不明点がある場合は窓口で相談するのがおすすめです。
自治体によって手続きが変わってくることがあるため、事前に適切なサイトで確認しましょう。
直接市町村の役所で手続する場合は印鑑・マイナンバーが確認できるものも忘れないようにしましょう。

フリーランス美容師は絶対に年金・国保に加入しないといけないの?

原則として、退職した翌日から14日以内に国民健康保険に加入する必要があります。
また、国民年金は基本的に20歳から60歳の日本に住んでいる人には加入義務があります。
国民健康保険の場合、加入までの期間が長くなると未加入だった期間までさかのぼって保険料を請求されるので注意しましょう。
ただし、国民健康保険以外にもフリーランス美容師の場合はフリーランスや個人事業主を対象とした国民健康保険組合に加入できることがあります。
国民健康保険と国民健康保険組合は保険料が違うため、どちらが自分に向いているのか考えて加入するのがおすすめです。

フリーランス美容師になる前に各種手続きについて調べておこう!

フリーランス美容師になると、医療保険や年金だけでなく開業届を出したりとやらなければいけない手続きがいくつかあります。
その中でも、医療保険と年金の手続きはとくに重要な手続きです。
手続きを忘れると、後々困ることになるため期限内になるべく手続するように意識しておきましょう。

また、フリーランス美容師になる前に各種手続きについて調べておくのも大切です。
自治体によって手続きまでの流れが若干変わったり、受付時間や推奨する手続き方法が変わることも多いので住んでいる地域ごとにきちんと調べましょう。
フリーランス美容師は個人事業主のため、すべての事務的な仕事を自分でしなければいけません。
国民健康保険と年金の手続きは、フリーランス美容師としての初めの事務的な作業だと思って処理しましょう。

【国保だけじゃない?】フリーランス美容師が加入できる健康保険の種類とは

フリーランス美容師が加入できる健康保険の種類についてくわしく説明します。

フリーランス美容師が加入できる健康保険(公的医療保険)の種類は?

適用される社会保障制度は働き方によって変わります。
フリーランス美容師のような個人事業主だと、国民健康保険と国民年金保険が基本的には適用されます。
また、個人事業主の場合は社会保障の内の雇用保険と労災保険には加入できません。

扶養家族がいる場合も不要に入っている人の保険は国民健康保険です。
雇用主がいないため、保険料は折半されないため全額支払う必要があるので注意が必要です。
雇用契約を結んでいた時よりも、フリーランス美容師になると保険料が増えます。

フリーランス美容師は国民健康保険以外には加入できないの?

フリーランスの場合、職種によってはフリーランスでも健康保険組合に加入できることがあります。
美容師の場合は全日本理美容健康保険組合があり、法人経営の美容室が基本的に対象になっています。
その他、フリーランス協会などフリーランスのための組合はありますが健康保険組合の制度はありません。
そのため、基本的にフリーランス美容師は国民健康保険に加入するのがおすすめです。
雇用主との折半ではなくなるため支払う額は増えますが、他のフリーランスでも加入できる健康保険組合ができたとしても額を安くするのは難しいです。
今後、もしフリーランス美容師も加入できる健康保険組合の制度ができた時は国保とどちらがお得なのかを考えてみてください。

フリーランス美容師になったらまずは健康保険に加入するのが大切!

フリーランス美容師になると個人事業主として働かなければいけません。
雇用主がいなくなるため、公的医療保険の負担が増えるのも覚えておきましょう。
国民健康保険にまずは加入してから、個人事業主として開業届を出すなど他の手続きをするのがおすすめです。
スムーズに切り替えができれば、手続きはそんなに複雑ではないのですぐに保険証が届いて使えるようになります。

保険証が届いていない時に病院に行く際は、窓口で保険証が届いていないことを伝えましょう。
一旦は全額支払うことになっても、適切な手続きをすれば保険を適用した額だけの支払いですむことが多いです。
また、退職したのに健康保険を切り替えずに元々使用していた保険証を使用することはできません。
退職したら速やかに保険の切り替え手続きをしましょう。

【休業・失業】フリーランス美容師には失業保険に変わる制度はないの?

フリーランス美容師の失業保険に代わる制度についてくわしく説明します。

フリーランス美容師には失業保険がない!そのデメリットとは

フリーランス美容師には失業保険や労災保険がありません。
失業保険がないデメリットは、様々な事情で仕事がなくなっても何も保証がないことです。
失業保険や労災保険はもしものための積立金のようなもので、働くうえでの適切な補償を得られる制度になります。
フリーランス美容師のような個人事業主の場合、病気や怪我で働けなくなると最悪の場合は全く収入がなくなることもあるので注意しましょう。
とくに美容室と業務委託契約を結んで働くときは注意が必要です。
業務委託で働く美容師はい美容室のお客を相手に仕事をしますが、失業保険も労災保険もありません。
急に美容室で働けなくなったとしても、美容室の従業員として働く美容師と違って失業手当を貰えません。

フリーランス美容師でも失業保険に代わる制度に加入できないの?

フリーランス美容師は基本的に一人で働くため、「失業した」と判断するのが難しいです。
ただし、失業保険のような雇用保険は基本的に加入できませんが、廃業時に受給資格が残っていれば失業などの給付金は貰えます。

また、労災保険に変わる保証サービスに個人的に加入することはできます。
県民共済など、毎月保険料を払うことで怪我や入院時に保障してくれる医療保険に加入するのもおすすめです。
医療保険には様々な種類があるため、生活に負担にならない程度の保険への加入を検討してみてください。

フリーランス美容師は急に仕事がなくなることも!事前に備えることが大切

フリーランス美容師の場合、急に仕事がなくなることもあります。
リスクの高い働き方のため、事前に備えておくことが大切になります。
個人事業主の人の中には積立金をして、仕事がなくなった時のリスクに備えている人も多いです。
一人で働いていくことになるため、事前にリスク回避についてもシビアに考えておくのも大切になります。
また、仕事が軌道に乗っている時に税金対策をしてもしもに備えて貯蓄しておくのもおすすめです。
フリーランス美容師を始めたばかりで貯蓄するのが難しいことも多いので、退職前にまとまった額を貯蓄しておくと安心です。

【生命保険・社会保険】フリーランス美容師も各種保険に加入した方が良い?

フリーランス美容師も各種保険に加入した方が良いのか詳しく説明します。

フリーランス美容師は急な病気や怪我に注意?その理由とは

フリーランス美容師は病気や怪我をしてしまうと、仕事ができないため収入がゼロになります。
しかし、病気や怪我に絶対にならないことはありません。
病気や怪我で数日から数か月仕事ができないなら、貯金を切り崩すなどで対応も可能ですが最悪の場合は仕事を完全にやめなければいけないこともあります。
そのため、フリーランス美容師はもしもに備えておくことが必要です。

フリーランス美容師の場合、基本的には一人で働いている人が多いため従業員への保障は必要ありません。
仕事が急にできなくなったり、仕事をやめることになっても自分や扶養家族が困らないように各種保険や積立金を利用しましょう。

フリーランス美容師も各種保険に加入した方が良いの?

すでに説明したように、フリーランス美容師には雇用保険がありません。
それだけでなく、病気や怪我になったら仕事ができないので収入がありません。
収入がゼロになっても困らないように、各種保険を利用するのがおすすめです。
ただし、フリーランス美容師の場合は事業を始めたばかりの頃は収入が不安定なことも多いです。
医療保険や生命保険など、各種保険に加入したい場合は収入が安定してきてから検討するのも良いでしょう。
また、実際に加入する際は支払いが負担にならない程度のプランを選ぶのがおすすめです。
最近は手ごろな価格の保険も多いので、色々調べてみてください。

フリーランス美容師になる前に各種保険について計画を立てるのも大切?

フリーランス美容師になる前の各種保険の計画についてくわしく説明します。

フリーランス美容師になる前に各種保険について計画を立てるべき?

フリーランス美容師になる前にやっておきたいのが、多角的なビジョンで将来の計画をすることです。
売上目標や集客目標だけでなく、仕事がなかった場合や怪我や病気をした場合など最悪の場合も想定して計画を立てることでもしもの事態に備えましょう。

個人事業主は最悪の場合、全く仕事がなくなることも少なくありません。
だからこそ、事業計画を立てる時は細かいお金のことについても考えることが大切です。

フリーランス美容師は収入が不安定になることも多い!事前に備えておこう

フリーランス美容師は基本的に収入が不安定だと思っていましょう。

とくに事業を始めたばかりの頃は顧客数も少ないことが多いため、収入が安定し辛いです。
美容室をやめる前になるべく貯金しておいたり、貯蓄を切り崩さなくていいように開業資金を節約するのもおすすめです。

また、事業計画を立てる際に各種保険についても考えておきましょう。
医療保険だけでなく、廃業時に備えて個人的に積立金をするなど将来に備えることが大切です。
積立金は毎月掛け金を支払うことで、退職・廃業時に退職金として受け取れるシステムが多いので調べてみてください。

フリーランス美容師の場合は収入に応じて加入する保険を検討しよう

フリーランス美容師は国保・年金以外にも保険に加入するのもおすすめですが、加入する保険は収入に応じて検討しましょう。
保険に加入すると、毎月支払いが発生しますが場合によっては支払いが負担になることもあります。
そのため、保険料と収入のバランスを考えて加入するのも大切になります。

退職後すぐに手続きしよう!フリーランス美容師は受けられる保険の確認を

フリーランス美容師は美容室の従業員ではなく、個人事業主です。
自分で保険の手続きをして加入し、毎月支払いをします。
また、加入できる保険は国民年金と国民健康保険だけではありません。
どの保険に入るのか検討する際には、入院保険や損害保険、生命保険についても考えるのがおすすめです。
フリーランス美容師は会社に勤めているわけではありませんが、怪我や病気によって仕事ができなくなることもあります。
そういった状況になっても備えておくことが大切です。
今回解説したことを参考に、フリーランス美容師になる前に各種保険について考えてみてください。

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