【保存版】フリーランス美容師でも副業できる？副業での働き方から確定申告まで徹底解説
フリーランス美容師は通常の美容室で働く美容師と違い、一人で働くのが基本になります。
働く時間を自由に決められるなど、仕事の自由度は高いのですが収入が不安定だったりボーナスや残業代がないのがデメリットです。
そのため、フリーランス美容師の中には副業をしている人も多くいます。
フリーランス美容師としての仕事以外で副業をする場合、どんな働き方をすれば良いのでしょうか？
また、副業をする時に注意することはあるのでしょうか？
そこで今回は、フリーランス美容師でもできる副業について働き方から確定申告についてまでまとめて解説します。
【美容師×副業】フリーランス美容師は副業をしている人が多い？
フリーランス美容師は副業をしている人が多い理由についてくわしく説明します。
フリーランス美容師は収入が不安定なことが多い！その理由とは
フリーランス美容師の場合、固定給がないため仕事がないと収入がありません。
そのため、収入が不安定になりやすい仕事になります。
業務委託で働くなら最低補償額として仕事がない時でも、少額の収入を受け取れることもありますがシェアサロン・面貸しなどで働く場合はそれもありません。
最悪の場合は収入がゼロになるだけでなく、仕事場を借りる料金などの経費がかかるので赤字にもなります。
フリーランス美容師として働き始めの頃は顧客が少ないため、収入がより不安定になりがちです。
収入をなるべく安定させるためには、顧客を増やしていくことが必要になりますが仕事が安定する前に資金が尽きてフリーランス美容師をやめる人もいます。
そうならないためにも、収入をどうやって得るのかがフリーランス美容師には大切になります。
フリーランス美容師は副業をしている人が多い？
フリーランス美容師は既に説明したように、収入が不安定になりやすい仕事です。
不安定なだけでなく、仕事が安定してない状態だと常に収入が足りない状態になることも少なくありません。
経費を挽いたら赤字になることもあるため、副業をして収入の足しにする人がフリーランス美容師には多いです。
ただし、仕事に慣れないうちから副業を始めるとどちらが副業なのか分からない状態になる可能性があります。
あくまでも副業として他の仕事をする場合、本業のフリーランス美容師の仕事の邪魔にならないようにするのも大切です。
フリーランス美容師の仕事に慣れてきたら副業を考えるのもあり
フリーランス美容師としての仕事に慣れてきたころ合いで、副業を考える人が多いです。
少し仕事に余裕が出てきたら、そろそろ副業をした方が良いのかなど考えてみるのも良いでしょう。
また、仕事に慣れれば慣れるほど生活リズムが整ってくるので働くときのスケジュールが固定されてきます。
生活リズムができてくれば、仕事の合間にできる副業を選びやすくなります。
たまに、副業での仕事の予定を入れすぎて本業のフリーランス美容師の仕事に支障が出ることがあるので注意しましょう。
【業務委託・シェアサロン】フリーランス美容師×副業の働き方は？
フリーランス美容師×副業の働き方についてくわしく説明します。
フリーランス美容師×副業の働き方はどうやって決める？
フリーランス美容師×副業の働き方を考える時、まずは現在の仕事のペースを考えることが大切です。
例えば、業務委託としてフルタイムで働いているならシフトを入れていない日に副業の仕事をすることになります。
シェアサロンや面貸しで働いているなら、予約の入っていない日や自分で休みだと決めた日に副業の仕事をします。
このように、まずは現在のフリーランスの仕事のペースと照らし合わせてどのタイミングに副業をするのかを決めましょう。
業務委託・シェアサロンなど働き方によって副業の仕方は変わる？
業務委託・シェアサロンなど、フリーランス美容師の働き方はさまざまです。
副業をする場合、それぞれの働き方にあわせることも大切になります。
基本的に働き方の違いでは、仕事の自由度や収入、シフトなどがあります。
中でも仕事の自由度と収入は副業をする際、考慮すべきポイントになるので注意しましょう。
仕事の自由度とは、副業にかけられる時間や拘束される自由の度合いのことです。
例えば、シェアサロンや面貸しで働く場合は予約の入った時に仕事をします。
副業をする時間や曜日が決まっていれば、その時間を空けやすくなります。
また、途中で仕事を抜けて副業をしに行くことも可能です。
反対に業務委託の場合はある程度、美容室の意向を考慮しなければいけないこともあります。
そのため、副業にかける時間や自由度が制限されがちです。
業務委託の場合は報酬の最低補償額が決まっていることも多く、収入が不安定になりにくいのがメリットです。
ある程度の収入を得られる確証がある場合、シェアサロン・面貸しよりも副業で稼ぐ目標額は低く設定しても良いでしょう。
フリーランス美容師におすすめな副業ってどんな仕事がある？
フリーランス美容師が副業をする際、スキルを活かせる仕事や時間の融通がある程度効く仕事がおすすめです。
例えば週に何日もシフトに入らないといけなかったり、拘束される時間が長いと本業に支障をきたす可能性があります。
また、仕事によっては休日が減ってしまうため休む時間が無くなって疲労が徐々に蓄積していくかもしれません。
疲労が溜まったりプライベートな時間が減ってしまうと、身体的にも精神的にも負荷がかかり体調を崩す可能性があります。
フリーランス美容師は体が資本の仕事なので、疲労やストレスをためすぎないように副業を選びましょう。
業務委託で働くフリーランス美容師なら、仕事の延長でシェアサロンや面貸しサロンを利用して副業で働くのもおすすめです。
他にも、スタイリストの仕事を副業にするなど美容師としてプラスになりそうな仕事を副業にする人も多いです。
また、人脈を広げられそうな仕事ならお客さんを増やすきっかけにもなります。
美容師の仕事にとってのメリットを考えると、副業探しも少し気楽になるのでおすすめです。
【ボーナス・残業代】フリーランス美容師が副業をするメリットは？
フリーランス美容師が副業をするメリットについてくわしく説明します。
フリーランス美容師が副業をするメリットとは
フリーランス美容師が副業をするメリットは次の通りです。
- 収入が増える
- 仕事の幅が広がる
- 集客のきっかけになることも
- 気分転換になる
副業をする一番のメリットは収入が増えることです。
フリーランス美容師の仕事は収入が不安定なだけでなく、ボーナスも残業代もありません。
働けば働くだけ収入がアップする仕事ではありますが、仕事が少なければ美容室の従業員として働く方が年収が高いケースも少なくありません。
副業を考えるきっかけとしては、年収の差を補いたい時が多いです。
収入が増えるだけでなく、副業はフリーランス美容師としての仕事の幅が広がるきっかけにもなります。
別の環境で仕事をすれば、それだけ人とのかかわりも増えるのでコミュニケーションを取るうちに美容師としてプラスになることもあります。
人を喜ばせる仕事をするヒントを得られたり、世間の流れを常にキャッチすることで視野が広くなり美容師としての深みが増すかもしれません。
また、人間関係の幅が広がるので副業で知り合った人からの紹介など集客の幅も広がる可能性があります。
それだけではなく、人間関係の幅が広がったり本業とは別の仕事をすることで気分転換になるのもメリットです。
あくまでも副業として働くならスケジュールを崩されない仕事がおすすめ
副業はあくまでも本業ではないため、本業のスケジュールを崩されないように注意しましょう。
シフトを自由に決められたり、空いた時間に手軽にできるような自由度の高い仕事の方が副業としてはおすすめです。
副業を探す際は週に何日もシフトを入れなければいけない仕事はなるべく避け、出勤日や時間をなるべく自由に決められるような仕事を選びましょう。
ただし、自由度も給料も高い仕事だと特別なスキルが必要か身体的・精神的に大変な仕事の可能性があります。
自由度が高くて特別な能力や身体的・精神的に大変ではない仕事の場合、賃金の低い仕事の可能性が高いです。
どちらにもメリット・デメリットがありますが働きやすく、しっかり続けられそうな副業を選ぶようにしましょう。
副業をしなくても稼げている場合はフリーランス美容師一本で働くのもあり
副業をしなくても稼げている場合はフリーランス美容師一本で働くのも良いでしょう。
フリーランス美容師は雇用契約を結んで働くわけではないため、仕事が不安定になりがちですが本業一本で食べていける人もいます。
現在、十分な収入を得られているのであれば無理に副業をする必要はありません。
ただし、副業で仕事の幅を広げたかったり気分転換をしたいなら本業の邪魔にならない範囲でしてみても良いでしょう。
働き方は人それぞれなので、体調を崩さないように気を付けながら自分にあった働き方を見つけてみてください。
【スケジュール・収入】フリーランス美容師が副業する際の注意ポイントは？
フリーランス美容師が副業をする際の注意ポイントについてくわしく説明します。
フリーランス美容師が副業をする際の注意ポイントは？
フリーランス美容師が副業をする際の注意ポイントは次の通りです。
- スケジュール管理
- 休養
- 体調管理
まず、副業をする際に気を付けたいのがスケジュール管理です。
本業のフリーランス美容師として仕事がある時に副業の仕事が入っていると、どちらの仕事にも支障が出ます。
副業をする場合はスケジュール管理をきちんとしましょう。
次に注意したいのが休養についてです。
副業と本業の仕事を詰め込み過ぎると、しっかり休養を取れなくなる可能性があります。
お金を稼ぐことは大切ですが、全く休養が取れなくなるくらい働くのはおすすめ出来ません。
休養を取れないと体調を崩して結局、本業でも副業でも働けなくなる可能性もあります。
3つ目の注意ポイントにもあるように、副業をする場合は体調管理にも気を遣いましょう。
副業をする前に考えておきたいことはある？
副業をする前に考えておきたいのが次の通りです。
- 副業をするペース
- 休養日
- 業種
- 副業で稼ぐ大まかな額
副業をする前に考えたいことの1つが、仕事のペース配分です。
本業の仕事にある程度慣れてから副業をする人が多いと思いますが、副業のスケジュールをどこに入れるのかをまずは考えましょう。
週に何日くらい何曜日に何時間働くのかなど、副業の条件を絞るのが大切です。
同時に休養日を決めておくと仕事を選びやすくなります。
次にどんな業種の仕事をするのか考えます。
美容師に関連する仕事をするのか、全く別の業種で働くのか決めましょう。
全く別の業種で働く際は仕事に慣れるまでに、本業に支障がないかも考えるのがおすすめです。
業種を決めたら副業で稼げる大まかな額を計算します。
ひと月に得られる額と条件を比較し、バランスよく働ける仕事を選びましょう。
【休日・営業時間外】フリーランス美容師を副業にすることはできる？
フリーランス美容師を副業にできるのかについてくわしく説明します。
フリーランス美容師を副業にすることはできる？
フリーランス美容師が副業をするのではなく、従業員として働く美容師がフリーランス美容師を副業にするケースもあります。
いつもは従業員として美容師の仕事をしつつ、将来的に独立する練習としてフリーランス美容師を副業にする人もいます。
仕事の空いた時間や休日に副業をする人が多いのですが、本業でフリーランスをしている人と同様に休養はきちんととるように心掛けましょう。
働き方としては、空いた時間や休日にシェアサロンや面貸しを借りて働くほかにも業務委託契約をして働く方法などがあります。
業務委託で働く傍らシェアサロン・面貸しで働くこともできる？
業務委託でフルタイム働いている美容師でも、シェアサロン・面貸しを借りて副業として働くケースもあります。
この場合、どちらもフリーランスでの働き方なのでダブルワークになります。
また、最終的には完全に独立して働きたい人の場合は業務委託の仕事を徐々になくしてシェアサロン・面貸しでの仕事へ完全移行するのもおすすめです。
その場合、働き方を変えるからと言って急に契約を打ち切るのではなくきちんと美容室と話し合いながら仕事をセーブしましょう。
副業禁止の美容室も中にはあるため事前確認が大切！
美容室の中には副業を禁止している店舗もあります。
美容室の従業員として働く傍ら副業をしたい場合は、事前に副業が出来るのかを確認しておきましょう。
内緒で働いていても、バレた時にトラブルになって美容室をやめることになるかもしれません。
また、黙って副業をしているとあまり心証が良くないこともあるので注意が必要です。
美容室で働きながら副業をする時には、雇用主側に相談するのを忘れないでおきましょう。
副業での売上もフリーランス美容師の収入！確定申告はきちんとしよう
副業での売り上げの確定申告の仕方についてくわしく説明します。
副業での収入も確定申告する必要がある？
フリーランス美容師の糞業はあくまでも、ダブルワーク扱いになるのが基本です。
そのため、副業であっても申告する必要があります。
また、収入が少ない場合でもきちんと申告しておくのが大切です。
確定申告の情報は各自治体に送られるため、申告された所得に応じて住民税の額が決まります。
確定申告をしなくても良い少額の収入でも、なるべく申告しておく方が良いでしょう。
もし、税金を払いすぎているなら確定申告をすることで払い過ぎた分の税金が還付されます。
確定申告は面倒くさいかもしれませんが、フリーランスに大切な税金対策にもなるので忘れないようにしましょう。
副業での収入もまとめて確定申告できる？やり方を解説
副業がアルバイトの場合はアルバイト先から源泉徴収票を貰い、給与所得を確認しましょう。
確定申告書は事業所得と給与所得に分けて記入するため、源泉徴収票を基に給与所得を記入します。
この時、源泉徴収税額もしっかり記入しておかないときちんと所得税の控除にならないので注意が必要です。
本業と副業の申告は同時にできるので、税金対策のためにも確定申告するようにしましょう。
また、アルバイト収入でも歩合制などの請負契約の場合は事業所得になるので気をつけてください。
フリーランス美容師は副業をするのもおすすめ！仕事のプラスにしよう
フリーランス美容師の中には不安定な収入を補完するために副業をしている人が多いのです。
しかし、あくまでも本業はフリーランス美容師なので副業が邪魔にならないように注意しながら働かなければいけません。
また、副業であっても確定申告は必要になるため本業と一緒に申告するようにしましょう。
この時、働き方によって申告の仕方が変わってくるので契約内容をしっかり確認するのも大切です。
また、美容室の従業員で働きながら副業でフリーランス美容師をするのもおすすめです。
とくに将来的に独立して自分の店舗を持ちたい場合には、一人で働く予行演習にもなります。
今回解説したことを参考に、フリーランス美容師の副業について考えてみてください。
